真っ暗の世界に飛び出して息を吸う。
なんでこんな重たいんだ。
重力に逆らって。
飛び出したその体に音が飛び込んでふとした時に思う。
ここはどこで何。
見えない壁で囲まれたとしてもその呼吸は自動で続く。
気づいたら制服を着ていてそのまんま準備をして
体は夢中で仕事をこなす心は動かないまま。
見えない自分の声と気持ち。
それでも息をする。
繰り返し毎日ここで今息をしている。
悔しかったあの日を思い出している。
それと同時に耳を塞いでいる苦しんでいる自分がそこにいた。
気づいたらそこにいた。
変えられない過去とこの今。
どんなに頑張ってもちっとも変わんない。
今すぐにでも閉じこもって息を潜めたい。
その言葉ひたすら隠す。
もう大丈夫 その場しのぎで。
いつの間にか誤魔化すことが得意になってしまっていた。
振り向けば飲みこまれそうで。
ひたすら走ってきた振り向かずに。
気づいた時にはそれが振り向かずにじゃなくて。
何も見ないようにに変わっていた。
側に居てくれる人をいつの間にか傷つけて。
失ってしまいそうなのにそれでもまだ繰り返している。
どんなに仕事を頑張っても報われない今。
そうやって愚痴をこぼしたとこで
いつの間にか人のせいに。
受け止めてないのは自分なのに。
自己管理疲労不安いつの間にか溜まっていった自分の腐の部分。
言い訳を考えようとしてふと気づく。
また同じこと繰り返している。
どうしてまた同じ事を。
後悔する今。
受け止められてない言葉。
伝えてくれてるのに受け止められてなかった過去。
離れられそうな今。
与えてしまったのは不安と苛立ち。
そんなもの渡したくないのに。
気持ちと生活はかけ離れたままで。
ほんの少しが遠い。
果てしなく遠い。
歩けないと思うくらいに。
休める時間を。
次の時間まで休みを。
そうやって自分に対して甘えて人に甘えて。
一番頑張らないといけない場面で体は沈む。
ただそれほどに体は悲鳴を。
それも言い訳。
体がギリギリの今。
言葉で誤魔化してきた今。
積み重なったものが崩れ落ちる音。
反響残響どれも虚しい。
そんなことを考えてたら仕事は終わる。
日が登って周りは明るい。
家に帰りついたときに残ったものは疲れと眠さ。
これを繰り返して何週目。
そうやって傷つけてしまった人をさらに傷つけてしまった過去は何回目。
変わりたい。
けど過去をたどれば言葉だけで時間が経つとまた元通り。
変われてなかったむしろ酷くなってた。
極めてマイペース且つ無神経。
このままじゃ気持ちが死ぬ。
落ち着いて、冷静に、必死にならず、冷静に。
もがくな自分。
また1から積み重ねて大きな塔へ。
もう二度と崩れ落ないように。
この先で崩れた時はまた一人に。
もう許されない。
おやすみなさい。